伊勢せきやのこと
古く日本書紀にも「美(うま)し国」と詠まれてきた伊勢。
伊勢神宮を中心に、風光明媚で気候温暖。
四季の彩りに満ち溢れ、
なにより海・山・川の産物が豊かな場所と讃えられてきました。
なかでも、あわびは、
天照大神に奉られて以来、神宮へのお供物、
朝廷への貢物はもちろん、
日本人の感謝やもてなしの心をあらわす熨斗など、
はれの日の特別な品として、珍重されてきました。
伊勢せきやでは、そうした “日本と日本人の心” を
味に託し、あわびを初めとする厳選した海・山の幸を、
伝承の醤とともに、自然純正の調味法によって仕上げた、
数々の銘品をお創りいたしております。
私どもが参詣道に本店を置く伊勢神宮・外宮のご祭神は、
食物と諸産業の守護神である豊受大神。
そこで私どもも、万物の “命” を守られる
大神に尊崇と感謝の礼を払い、
古よりの滋味を現代に伝えるため、
“美味求心” の心がまえで、日々、
研鑽と精進を重ねてゆきたいと思っております。
私たちが生まれ育った伊勢志摩は、万葉の古くから、美し国と礼賛されてきた通り、海の幸や山の幸に恵まれてきました。
そして神宮参詣の賑わいとともに、独自の食文化や伝統文化が培われてきました。
「伊勢のくに
匠の一座」とは、伊勢の国にゆかりがあり、そして世に誇れる、食材・製法・伝統・文化・物語・工芸などを
太陽・月・水・海・山の恵みとともに魅力あふれる商品創りを目指す求道者・匠たちの集まり。
やとや、あそらの菓房、淡交庵、藤六屋、参百年蔵、安乗乾助からお届けします。